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2010年2月28日 (日)

力尽きるまで

 子どもは元気、疲れ果てるまで遊びまくる……こういうイメージは、子猫時代のガチャ子さんにもぴったりでした。

 とにかく体力の限りを尽くして遊びます。一人でスリッパやバルキーソックスを抱え込んで遊んだり、掃除機のプラグを仮想敵と見なして攻撃を繰り返したり、家中を走り回ったり。

 人がひもなどで遊んでくれるときには本当に際限なくじゃれ続け、しまいには息が上がって床にへたり込んだりして。

 そんなに必死になって遊ばなくても、と家族皆から笑われていましたけれど、少し休んで体力が戻ってくるとまた全力で遊びます。

 お気に入りの遊びの一つだったのが、「取って来い」でした。アルミホイルをまるめてピンポン球くらいにしたものを投げると、一目散に追っかけていき、くわえて戻ってきます。そして人の手元に銀紙ボールをぽとりとおとし、人の顔を期待に満ちた表情で見上げます。「もう一回、投げてくれるよね。」
 期待に応えて投げると、また一目散に追っかけていき……あとは繰り返し。

 そんなガチャ子さんを見て、父がおもちゃを作ってくれました。細い竹の棒に丈夫なひもを取りつけ、さらにその先に銀紙ボールをとりつける。魚釣り竿ならぬ、猫釣り竿。これで釣ると間違いなく大漁でした。

 ナイロンの細長い布を束ねたはたきも、ガチャ子さんお気に入りのおもちゃでした。ガチャ子さんの前ではたきを左右に振ると、それにつられてガチャ子さんも顔を左右に振ります。はたきを振るスピードを徐々に速めていくと、ガチャ子さんも同じように顔を振るスピードを速めていきます。はたきを左右に激しく振ると、ガチャ子さんも顔を激しく左右に振り、じきに我慢しきれなくなってはたきにとびかかり、かかえこんでかみついたり後ろ足で連続キックしたり。

 はたき遊びの時には半端なく興奮していましたが、度が過ぎて、布を咬み千切って切れ端を飲み込んでしまったため、このおもちゃはじきに追放となりました。

 家猫は、大きくなってからも子ども気分が抜けずによく遊ぶ子が多いと聞きますが、ガチャ子さんもそうでした。4~5歳くらいまでは、よく遊んでいたと記憶しています。けれども、さすがに中年期にさしかかるとそういうことも少なくなり、大好きだった「取って来い」遊びもしなくなりました。その原因の一つには肥満があったように思います。

 猫に相手をしてもらえなくなると、人間の方が寂しく感じたりして、ね。

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