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2010年3月 3日 (水)

お風呂大好きの子猫

 肩乗りやお客さんの他に、もう一つガチャ子さんが好きだったのは、お風呂でした。

 猫は水嫌いの動物として知られていますが、お風呂に興味を持つ猫の話は、わりとよく見聞きします。ガチャ子さんもそういうお仲間でした。

 浴槽にお湯を張るために蛇口をひねると、どこにいようとすっ飛んできて浴槽の縁にあがります。そしてお湯が溜まる様子を興味深げに眺めます。
 それだけでなく、私がお風呂に入っていると、「ワタシも入れて」とせがむのでした。浴室に入れてやると、またもや浴槽の縁に陣取って、何がおもしろいのか、私が出るまでそこに居続けます。
 私が湯船につかっている間は、足の裏がぬれるのもいとわずに洗い場をうろうろ。最終的には「お湯を飲みたい」とせがみます。
 私が仕事で家を出ることになるまでの一年弱、ガチャ子さんは毎日のように私のお風呂につきあってくれたのでした。

 ところが私が居なくなってからしばらくしたある晩、足を滑らせてお湯の溜まった浴槽に落ちてしまったそうです。全身ずぶ濡れになってよほど驚いたのでしょう。その後は浴室に近づくこともなくなったそうです。

 溺れなくて良かった。家の中は、危険が沢山。

 今、私がお風呂に入っていると、大きな声で鳴くことがよくあります。子猫時代のように浴室に入ってくることはないのですが、そういうときは私が「ちょっとまっててね」と声かけするまで鳴き続けます。

 お風呂に落ちた苦い思い出がよみがえっているのでしょうか。

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