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2010年7月21日 (水)

老人力

 その昔、「老人力」なる言葉が流行しましたが、最近のガチャ子さんをみていると、コレがぴったり。

 目は見えているようですが耳が遠くなったようで、気配を感じる力が激減。飼い主が帰宅しても全く気づかずにカーテンの裏でぐーぐーと寝たままなことがしょっちゅう。

 せっかく寝ているのだからとそのまま放っておくと、目覚めたときに大騒動。
 「帰ってきたのならそうお言いよ。挨拶もナシでびっくりするじゃないか。暢気に一人で茶なんか飲んでいるんじゃないよ!アタシのおやつはまだかい?」
 大声でナオナオ鳴いて抗議をします。……はいはい、申し訳ありませんねえ。

 でも、よいこともあります。ご近所のわんちゃんがご機嫌斜めでしきりに鳴いているときでも全然気にしません。びくびくすることもなく、いつも通りのマイペース。ベランダの網戸越しの風をたのしみながらうつらうつら。

 あるいは、ちょっと小腹が空いて、でもゴハンタイムには間があるとき、やはりナオナオ鳴くのですが、ひょいと抱き上げて姿写しの前へ行き、「ほら、この可愛い猫さんは誰?抱っこされているのは誰」と言ったりして気をそらしてやると、ゴハンのことがどこかに行ってしまったりして。
 ちなみに、鏡に映った自分の姿をガチャ子さんは見ようとしません。一般に猫は、そういう反応を示すことが多いようですが。

 こんなふうに老人力を遺憾なく発揮しつつ療養ライフを送るガチャ子さんなのですが、なぜか朝だけは敏感になります。

 目覚ましが鳴る前にふと目が覚めて、起きようかな、もう少し横になっていようかな、などと寝返りをうったりすると、高確率でガチャ子さんが鳴きます。
 「起きたんだろ?アタシのゴハンはまだかい?寝汚くいつまでも布団になついているんじゃないよ。」

 ガチャ子さんがいる部屋と飼い主の寝室との間には、ドアが二つもあるのに……。

 摩訶不思議なり、老人力。

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