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2010年11月22日 (月)

老猫と暮らすということ その1 リビング半分こ

 一年と数ヶ月前、ガチャ子さんと暮らす準備をしているときの課題の一つだったのが、ガチャ子さんのテリトリーをどうするかということでした。

 当時、ガチャ子さんの体調は良くなく、嘔吐や下痢を繰り返していました。母の家でもガチャ子さんはリビングをテリトリーにしていたのですが、特に夜中にそこを汚すこともしばしば。
 ガチャ子さんのテリトリーを設定できれば、そしてそこは何をしてもいい聖域として認めてあげられれば、ガチャ子さん、飼い主双方がストレスフリーでいられます。
 さてどうしよう。

 一部屋をガチャ子さん用に使えるのなら良いのでしょうが、あいにく私の家にはそのようなゆとりはありません。また部屋に入れっぱなしでは目が届かず不安ですし、側にいられないのなら一緒に暮らす意味は半減です。一方、私は食事だけでなくネットでの息抜きや、持ち帰り仕事など、家にいる時間の大半をリビングで過ごしています。
 そこで、リビングの半分を犬用の柵で区切ることにしました。足が弱っているガチャ子さんはもう普通のネコのように台の上に跳び上がったり、柵を跳び越えたりすることは不可能です。犬用のものでも十分と判断しました。
 この判断には穴がありました。購入した柵の一部の桟の幅が大きかったため、ガチャ子さんが隙間をすり抜けてしまったのです。そこで隙間の大きな部分はついたてで覆うことにしました。
 こうして完成した、柵で仕切ったテリトリー。リビングの半分、四畳ほどをガチャ子さんの「陣地」にし、そこでは何をしても叱らない、と決めました。残念なことに、もう、積極的に冒険したりいたずらをしたりする元気はガチャ子さんにはありませんでしたが。
 もしもガチャ子さんが嫌がったら、外の方法を考えるつもりでしたが、そうはなりませんでした。

 柵で区切ったとはいえ、私が家にいる日中は戸を開けて自由に行き来できるようにしています。けれども、ガチャ子さんの方がこのテリトリーに固執しているようで、柵の外に出てくるのはゴハンのおねだりの時ぐらいです。最近はそのおねだりでさえ、柵の内側からアオアオ鳴き立てて要求するほど。

 また、何か「これはマズイかも」とガチャ子さん自身が思うことをしてしまったときには、そそくさとテリトリーに逃げ込みます。そして「アタシはずっとここにいたよ。何も知らないよ」と言いたげな表情で飼い主を見上げたりします。

 今、ガチャ子さんにとっては、約四畳のテリトリーが世界のほぼ全てです。

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