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2013年2月17日 (日)

猫と仲良くなる方法 その2

 ゴハンタイムを利用した作戦は成功しました。
 「アンズ、リンリン、ゴハンですよ」と声かけをしながら、ドライフードを入れた陶器製のお皿を軽く揺すって誘うと、警戒をしながらも小棚の後ろから出てきて姿を見せるようになりました。それが四日目のことです。その後は、小棚の後ろとカーテンの裏を行ったり来たりするようになりました。
 室温はそれなりではあるものの、カーテンの後ろとなると相当寒いはず。でも、当時の彼らにとっては、寒さより私の方が嫌だったようで、なかなか姿を見せようとはしてくれません。 小棚の後ろやカーテンの裏を覗こうものなら、「見ないでっ!来ないでっ!」と威嚇します。

 近くには寄れないものの顔を合わせることが多くなってきたこの頃、私がせっせとしたことは、まず、声をかけること。

 「かわいいね、アンズ」「リンリン、かわいいよ」
 思っていることは言葉にしないと伝わらないのは、人も猫も同じ。少し高めの声で、ゆっくりと穏やかに、繰り返し繰り返し声をかけました。最初に反応を見せたのはアンズの方。

 「かわいいね、アンズ、本当にかわいい」
 こう声かけすると、面映ゆそうな顔をするようになりました。
 リンリンの方はというと、「何?ゴハン?」とドングリ眼で期待の面持ち。こんなところにも性格の違いが出ることを面白く思いました。

 そしてもう一つ、触ることはできないけれどそれなりに近い距離に寄って、指先を差し出すこともできるだけするようにしました。こうすると、アンズもリンリンも指先のにおいをかぎます。
 実はこれ、猫流のご挨拶。ある猫の講座に出た時に、「初対面の猫に近づく方法」として教えていただいたものです。いきなり頭や体に触ろうとすると、猫は驚き、いやがります。猫に心を開いてもらうには、まず、猫から近づく許可をもらわなければ。においをかいでもらったら、とりあえずそれ以上は接近しません。そのときはそこで終わり。

 こんなことを繰り返しているうちに一週間が過ぎたころ、私が食事や仕事に使う座卓の下や、座椅子の近くに時折来るようになりました。それも、それなりにリラックスした表情で。

 これはもしかしていけるかも。そう思い、座椅子の上でうつらうつらしていたリンリンの鼻先に、ゆっくりとした動作で人差し指を出してみました。リンリンは、いつものように指先のにおいをかぎます。十分にかがせてから、ゆっくりとその指を頬に沿わせ、耳の下を優しく掻いてみました。
 大丈夫、いやがらない。なので次には、ゆっくりと指を喉へ。やさしく、丁寧にさすります。リンリンも、目をつぶってゆったりと座ったまま。
 こうして、初めてのナデナデは成功したのでした。

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 これは、初めてのナデナデの翌日の写真です。左がリンリン。表情が微妙ですが、喉をごろごろ鳴らしていました。となりのアンズの表情もまた何とも言えず。

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