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2014年5月14日 (水)

大失敗

 目覚ましは掛けるものの、大概ベルが鳴る前に目覚める私。そのままベルのスイッチを切って起きます。たいていは。

 ところがその日は違っていました。起きようと思いつつついとろとろと睡魔に身を任せ……気づいたら、起床しなければならない時間をとうに過ぎていました。

 慌てて寝室を飛び出し、アンズたちのトイレの掃除とご飯、自分の身支度。その合間にパンをかじり、あたふたと出勤と相成りました。それが良くなかった。

 仕事には間に合い、いつものように1日の業務をこなして帰宅した時のことです。玄関ドアを開けたとたん、黒い影が廊下を横切りました。それだけでなく、猫のトイレの匂いが鼻に入り込んできます。

 嘘、猫が廊下に出ている。リビングの戸を閉め忘れたのかしら。あわてて玄関の戸を閉めて廊下の電気をつけたところ、目に入ってきたのは、開いた寝室のドアとしまったままのリビングのドア。そして、廊下の隅にうずくまるアンズ。

 いつもは出がけに、猫たちの居場所を確認します。けれどもその日はそれを怠ったまま出てしまいました。おそらく、私が慌てて出かける準備をしていた隙に、アンズが寝室に入り込んだのでしょう。それに気づくこともなく、リビングのドアだけ閉めて出かけてしまった。
 私の寝室の出入り口は、リビングのドアの外側、玄関寄りの廊下にあります。つまりアンズは、1日中リビングに入ることができずに、廊下と私の寝室を行ったり来たりしていたことになります。

 ゴハンは朝もらったものの、水は飲めなかったはず。さらにトイレもない空間に閉じ込められてしまったアンズ。私の大失態です。

 アンズに謝りながらすぐにリビングのドアを開けると、予想通り脇目もふらずに水入れの所にむかい、水を飲み始めました。

 ゴメン、アンズ。本当にゴメン。のどが渇いて辛かったよね。なじみのないところに閉じ込められてイヤだったよね。
 リビングのドアの向こうにアンズの気配を感じながらも、一人で1日を過ごさなければならなかったリンリン、彼も不安だったことでしょう。

 アンズが水を飲んでいる間に、缶詰を開けてゴハンの準備をし、水を飲み終わったのを見計らって、ウェットフードを出しました。食欲は旺盛。大丈夫そうです。 

 ふたりがゴハンを食べ始めるのを見届けてから、廊下と寝室をチェック。どこでトイレをしたのか確認し、掃除をしなければなりません。

 寝室は……、匂いは全くなし。廊下が匂っています。調べたところ、捨てるつもりで廊下の端に置いておいた段ボール箱の底に濡れた跡が。猫トイレと同じような大きさのその箱を、仮のトイレにしたようです。おかげで片付けに手間はかかりませんでした。

 全面的に悪いのは私。たとえベッドをトイレ代わりにされていたとしても、文句を言えた義理ではないのに、アンズはそうはしませんでした。感謝の言葉もない、そんな気持ちでした。

 ゴハンの後、何気なく側に来るアンズ。リクエストに応えていつもより丁寧に喉を、首を、頭を、背中を撫でました。ゴメンねの気持ちを込めて。

 そうしているうちに、喉が鳴る音が。落ち着いたようです。

 人は、猫にとって重要な生活環境の一つ。猫の森のワークショップで学んだことを、今回の失敗で思い返すこととなりました。

 猫に迷惑を掛けない生活をしなければ。改めてそう思ったのでした。

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 ゴメンね。本当にゴメンね、アンズ。

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