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2014年12月30日 (火)

おとな猫もかわいい

 少し前のことです。

 アンズがお世話になっている動物病院の待合室に、ケージが置かれていました。中には、とてもきれいで愛らしい赤茶虎の猫さんがくつろいだ様子で坐っていました。年はたぶん1歳前後くらい。

 とある方が保護した猫さんで、良い縁を求めて動物病院の待合室を借りているのだとか。その日は保護主さんも病院に来られていて、色々とお話を伺いました。

 保護したのは3匹。うち、2匹は子猫で、その子たちはすぐに新しいお家が決まったのだけれども、「子猫と違ってこの母猫は大人になってしまっているので、新しいお家が決まるかどうか気がもめます」と保護主さんは心配そうでした。

 でも、私は『たぶん大丈夫。きっとすぐに新しい家と家族が決まるだろう』と、直感的に思いました。

 いつもは私の直感は当てにならないのですが、なぜかこの時はそう強く思ったのでした。ほとんど確信に近いものでした。

 自分がおとな猫好きで、実際におとな猫との暮らしを楽しんでいるからかもしれません。けれども、そのことを差し引いてもなおあまりある魅力がその猫さんにはありました。ほっそりとした小柄な体つき、大きな瞳の愛らしい顔立ち、それでいて賢そうな表情。鳴き声もとても愛らしい。アンズ達がいなかったら、私が猫親候補として手を挙げていたかも知れません。きっと私以外にも一目惚れする人はいるに違いない。そう思わずにはいられなかったのです。

 心配する保護主さんにそう伝えたら、「そう信じたいと思います」と笑って言ってくれました。

 動物病院の先生は「どうしても新しい家が見つからなかったら、ウチでひきとるかなあ」とつぶやいていました。

 いやいや、そうはならないでしょうよ、と、私は密かに心の中で思ったものでした。

 半月ほど後、通院の折に看護師さんにあの猫さんのことを聞いてみましたら、新しいお家が見つかったとのことでした。

 おもわずにんまりしてしまいました。やっぱりね。

 確かに、子猫は無条件に愛らしいので、一緒に暮らしたいと思う人が多いのは頷けます。早い段階から一緒に暮らした方が慣れるのも早いでしょうし。

 でも、おとなの猫にはおとなの猫の魅力があります。

 いろいろなことが分かっているおとなの猫との距離を縮めていくのも、また楽しいものです。
 アンズ・リンリンが私に教えてくれたことですが。

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 あの赤茶虎猫さんも、こんな風にゴハンをおいしくいただいていることでしょう。

 ……って、リンリン、それはアンズのお皿でしょ。

 

 

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